24ヶ月点検整備(記録簿)について
【黄色い熊さん車検】 ブログ担当です。
皆様は所有の車が、法律(自動車点検基準)で定められている定期点検として、12ヶ月点検と24ヶ月点検がある事をご存知でしょうか?
継続車検時に24ヶ月点検はしても、12ヶ月点検はわざわざしていない方も多いようです。
今回は24ヶ月点検についての内容を公開致します。
ユーザー車検は、車の使用者が行なえる事になっていますが?
点検や整備によっては、素人だけでは難しく、専用の工具がないと危険な事もあり、結局は整備工場に依頼している現状だと思います。
ですので、例え費用がかかろうとも、法律に定められている『定期点検』は最低でも24ヶ月点検はしなければなりません。(※ 継続車検時には、ほとんどが実施してます。)
24ヶ月点検(56項目)の内容と12ヶ月点検(26項目)の内容を比べてみます。
24ヶ月点検
かじ取り装置(ステアリング)
●ハンドル
・操作具合
●ギヤ・ボックス
・取付の緩み
●ロッド及びアーム類
(ステアリング・リンケージ)
・緩み、がた及び損傷
・ボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂及び損傷
●かじ取り車輪
・ホイール・アライメント
●パワーステアリング装置
★ベルトの緩み及び損傷
【12ヶ月点検項目】
・オイル漏れ、オイル量
・取付の緩み
制動装置
●ブレーキ・ペダル
★遊び及び踏み込んだときの床板とのすき間
【12ヶ月点検項目】
★ブレーキのきき具合
【12ヶ月点検項目】
●駐車ブレーキ・レバー
★引きしろ(踏みしろ)
【12ヶ月点検項目】
★ブレーキのきき具合
【12ヶ月点検項目】
●ホース及びパイプ
★漏れ、損傷及び取付状態
【12ヶ月点検項目】
●マスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ及びディスク・キャリパ
★液漏れ
【12ヶ月点検項目】
・機能、摩耗及び損傷
●ブレーキ・ドラム及びブレーキ・シュー
★ドラムとライニングとのすき間
【12ヶ月点検項目】
★シューの摺動部及びライニングの摩耗
【12ヶ月点検項目】
・ドラムの摩耗及び損傷
●ブレーキ・ディスク及びパッド
★ディスクとパッドのすき間
【12ヶ月点検項目】
★ディスクの摩耗及び損傷
【12ヶ月点検項目】
★パッドの消耗
【12ヶ月点検項目】
走行装置
●ホィール
★タイヤの状態
【12ヶ月点検項目】
★ホィールナット及びホィールボルトの緩み
【12ヶ月点検項目】
・フロント・ホイール・ベアリングのがた
・リヤ・ホイール・ベアリングのがた
緩衝装置
●サスペンションの取付部及び連結部
・緩み、がたおよび損傷
●ショック・アブソーバ
・油漏れ及び損傷
動力装置
●クラッチ
★ペダルの遊び及び切れたときの床板とのすき間
【12ヶ月点検項目】
●トランスミッション及びトランスファ
★オイル漏れ及びオイル量
【12ヶ月点検項目】
●プロペラシャフト及びドライブシャフト
★連結部の緩み
【12ヶ月点検項目】
・自在継手部(ユニバーサル・ジョイント)のダスト・ブーツの亀裂と損傷
●デファレンシャル
・オイル漏れ及びオイル量
電気装置
●点火装置
★プラグの状態(スパーク・プラグの状態)
【12ヶ月点検項目】
★点火時期
【12ヶ月点検項目】
・ディストロリビューターのキャップの状態
●バッテリー
★ターミナル部の接続状態
【12ヶ月点検項目】
●電気配線
・接続部の緩み及び損傷
原動機(エンジン)
●本体
★排気の状態
【12ヶ月点検項目】
★エアクリーナ・エレメントの状態
【12ヶ月点検項目】
●潤滑装置
★オイル漏れ
【12ヶ月点検項目】
●燃料装置
・燃料漏れ
●冷却装置
★ファン・ベルトの緩み及び損傷
【12ヶ月点検項目】
★水漏れ
【12ヶ月点検項目】
ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置
●ブローバイ・ガス還元装置
・メターリング・バルブの状態
・配管の損傷
●燃料蒸発ガス排出抑止装置
・配管等の損傷
・チャコール・キャニスタの詰まりと損傷
・チェック・バルブの機能
●一酸化炭素等発生防止装置
・触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付の緩みと損傷
・二次元空気供給装置の機能
・排気ガス再循環装置の機能
・減速時排気ガス減少装置の機能
・配管の損傷取付状態
エグゾースト・パイプとマフラー
★取付けの緩み及び損傷
【12ヶ月点検項目】
・マフラーの機能
車枠(フレーム)、車体(ボディー)
・緩み及び損傷
▲ 以上が継続車検時に行う24ヶ月点検内容です。
▲ 12ヶ月点検(26項目)は『★』【12ヶ月点検項目】と追記してます。
※ 画像と異なる書式の場合もあります。
ほとんどの業者各位は、継続車検時には最低でも『24ヶ月点検』は行いますし『12ヶ月点検』を行ってない方々にも安心の、+α(オリジナル項目をプラス)する業者もありますので、料金も気になりますが?
選考材料として、点検項目での業者選びもいいかも知れません。
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