燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの機能

【黄色い熊さん車検】ブログ担当です。


24ヶ月定期点検整備記録簿の書き方と記入例』の補足です。

記録簿にある『公害発散防止装置等』の項目の『燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの機能』の内容です。


24ヶ月定期点検の項目の一つです。

出典:『車検登録手続きDIY
公害発散防止装置 概要・点検解説ページ)より

『チェックバルブの機能』の点検は、特に重要な点検です。

本来ならチャコールキャニスター本体を外して行う点検を薦めます。


『チェックバルブ点検』

※ バルブのタンク側から強く空気を吹き込んだ時、キャニスター側へ抵抗なく通気するか?

※ バルブのキャニスター側から弱く空気を吹いた時、タンク側へ抵抗なく通気するか?

不具合を感じる場合はバルブを『交換』。

★ もし『ガソリンタンク』に亀裂、変形などが見受けられた場合は、キャニスターを点検しないでそのままタンクを載せ換えてもまた変形やら亀裂が走る可能性があります。


『簡単に出来るチェック』

簡易的に大気フィルタの目詰まりが点検できます。

① エンジンを始動させ、暖機した後、アイドリングで少し放置。

15分後に燃料タンクのキャップを一度あけてガソリンタンク内を大気圧にします。

② キャップを締めて、アイドリングを30秒行い、燃料タンクのキャップを再び開けたときの

※ 吸引音の有無を確認します。

「シュー」といった吸引音がないことを確認してください。

「シュー」といった吸引音がある場合は、大気フィルタが目詰まりを起こしています。

※ 但しシュー音と一緒にガソリン臭がする場合は、燃料タンク内の正圧力が排出された音であるため異常ではありません。

ポイントは①、②を行った後、キャップを開けた時に発生するのは、吸引音排出音か?

吸引音であればガソリンの臭いはあまりしません。

 ※ 排出音であれば、ガスが出てくるので強い臭いがするはずです。

これで大気フィルタの詰まりが点検できるというわけです。


※ 大気フィルタが詰まってしまうと、前述したとおり、ガソリンタンクが損傷したりするので気をつけてください。(バルブだけではなく、キャニスター自体の『交換』を薦めます。)

※ 交換時には、出来る範囲のパイプやホースも『交換』を進めます。

▲ 出典:『MHO ENGINEERING』(現役整備士が運営する自動車総合サイト)
チャコールキャニスターの点検方法。レアだけど仕組みを理解しておこうページ)より

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