ブレーキフルード(オイル)交換
【黄色い熊さん車検】ブログ担当です。
出典:『ジェームス』
(ブレーキフルード交換ページ)より
☆ ブレーキフルード(オイル)の役割
※ 『ブレーキフルード(オイル)』は、『ブレーキペダル』を踏んだ力を伝達する大切な役割をしています。
※ 『ブレーキペダル』を踏んだ圧力は『ブレーキフルード(オイル)』を介して『ブレーキキャリパー』内の『ブレーキパッド』を『ブレーキディスクローター』に押しつけ、【摩擦力】によって減速しています。
☆ ブレーキフルード(オイル)の特徴、交換の必要性
※ 『ブレーキフルード(オイル)』は非常に【吸湿性】が高く、長く使用すると空気中の水分などを吸収してしまいます。その状態のまま長い下り坂などでブレーキを多用するとフルードが沸騰し気泡が発生しやすくなります。
その気泡によってペダルの圧力が正常に伝わらずに、ブレーキの効きが悪くなってしまいます。これは沸騰によりフルード内に気泡が発生することで、『ブレーキペダル』を踏んだ力が気泡(空気)の圧縮に使われてしまい、『ブレーキキャリパ』のピストンを押す力が減少するために発生します。
※ 『ブレーキフルード(オイル)』には塗装を溶かす性質もある為、メンテナンスの際には車体等の塗装面にかからない様、要注意です。
※ 『ブレーキフルード(オイル)』交換時のエアー混入にも、要注意です。
▲ 劣化前
新品の場合、薄い黄色の液体です。
▲ 劣化後
劣化により、茶色く濁っていきます。
☆ 『ブレーキフルード(オイル)』の種類
※ 【DOT3】:新品(ドライ沸点)205℃以上 → 劣化後(ウェット沸点)140℃以上
一般車輌用(小中排気量、軽量車)【主成分:グリコール】
※ 【DOT4】:新品(ドライ沸点)230℃以上 → 劣化後(ウェット沸点)155℃以上
一般車輌用(大排気量、重量車)、スポーツ走行用、ハイブリッド【主成分:グリコール】
※ 【DOT5.1】:新品(ドライ沸点)260℃以上 → 劣化後(ウェット沸点)180℃以上
一般車輌寒冷地用(大排気量、重量車)、スポーツ走行用【主成分:グリコール】
※ 【DOT5】:新品(ドライ沸点)260℃以上 → 劣化後(ウェット沸点)180℃以上
特殊車輌用(ハマー、ハーレーダビッドソン等)【主成分:シリコン】
※ 通常、ディーラーでは【DOT4】を使用し、他整備工場等では【DOT3】を使用しているようです。
※ リザーブタンクの蓋に、【DOT3】か【DOT4】と記載されています。
※ 交換費用は5,000円~10,000円くらいが相場のようです。
▲ 【黄色い熊さん車検】『各料金』ページで確認出来ますが、『ブレーキフルード(オイル)』交換(出張整備でも)@2,000円で承ります。
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