冷却装置点検
【黄色い熊さん車検】ブログ担当です。
『24ヶ月定期点検』項目の「エンジンルーム点検」の中の【冷却装置点検】についてです。
以前書いた『24ヶ月定期点検整備記録簿の書き方と記入例』の補足です。
『冷却装置』とは、『ラジエター』の事です。
ほとんどの「車」の「エンジンルーム」の前部に設置されています。
『エンジン冷却水(ラジエター液)交換』ページにも書いてますが、『継続車検』のタイミングでの『交換』を薦めていますが?
「リザーバータンク」の液量が明らかに少ないと、『冷却水の漏れ』とか、『ラジエーターキャップ』の不良だとかが考えられます。
『◇』ファンベルトの緩み、損傷:
『パワーステアリング点検』ページにも書いてますが、▼
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損傷の点検は、ベルト全周の内側や外側、また側面に激しい摩耗や損傷、亀裂等がないか?「クランクプーリー」等、工具を使い回転させ目視(手触)で点検します。
緩みなどの点検は、「ベルト」を手で押さえ強い弾力があり1cm以上沈まないのがOKです。
▲ 以上の点検時には、エンジン始動による危険性を回避する為にも、面倒でも[鍵]は抜いての作業を薦めます。
点検後に、改めてエンジン始動し「ベルト」の鳴き等が無ければ良好です。
※ 「ベルト」か「プーリー」かの鳴きの違いに気をつけましょう。
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▼ 赤丸印の位置が「ファンベルト」です。
▼ 「ファンベルト」の外側を「目視」「手触」点検したら、内側も点検します。(赤丸印)
▼ 劣化による亀裂損傷が赤丸印です。
▼ 「手触」点検時に「ファンベルト」を強く押して緩みの点検をします。
(※ 手で押さえ強い弾力があり1cm以上沈まないのがOKです。)
▼ エンジン回転中に「異音」(キュルキュル音)してれば、「鳴き止めスプレー」をしてみて、「異音」止まれば「ファンベルト」の交換時期のサインだと思ってください。
(※ 「ベルト」か「プーリー」かの鳴きの違いに気をつけましょう。)
『◇』冷却水の漏れ:
基本的には、「リザーバータンク」の量が適切かをチェックします。
液量が、『LOW』から『FULL』の表示の範囲に入っていれば問題ないです。
もし、かなり減っている、もしくは空っぽになっている場合は、どこかから冷却水が漏れている可能性があります。
「ラジエータ」の「つなぎ目」や、「ウォーターポンプ」、「パイプ」「ホース類」は、よく漏れる部位ですので、チェックを欠かさずに!
▼ ついでに、「ラジエーターコアの点検」もしておきましょう。
▲ 汚れは「高圧温水」で『掃除』すれば大丈夫です。
※ (つぶれ)が酷い場合には『交換』をお薦めします。
※ 「プーリー」交換の際には、付近の他「プーリー」や「ベルト一式」交換を薦めます。
※ 「パワーステアリング」の「ベルト」交換も一緒にお薦めします。
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