意思決定・判断 - 3 -
【黄色い熊さん車検】代表の鈴木です。
前回の続きを書いていきたいと思います。
多い選択肢が良い訳ではない
例えば、悩みの多い人へ「君は悩みが多くていいね」なんて事を言ったりしませんか?
選択肢が多ければ人は幸せだという考えに陥りがちですが、
これは行動経済学で否定されています。
悩んでいる時間が増えれば増えるほど、人間にとって大事な時間という資産を消費している事になります。
また、選択肢が増えるほどに別の行動を選んだ場合の「あっちのが良かったかな?」
「こっちで良かったのかな?」と選んだ時のリスクも増えますよね?
そんなことを考えれば考えるほど、リスク回避するためにいつもと同じ選択をしてしまいがちです。
1日に9,000回もの選択の中で、常に正しい選択をしようと判断をしていると
何が正解で不正解かを考えていては、本当に幸せなのかと疑問に思ってしまいますね。
ましてや、選択した時点ではそれが正解なのかもわからないので、
【選択肢が多ければ多いほど幸せ】というのが違うと気付きますよね。
選択肢が多いのが幸せと考えを持ちながら生きると、
選択肢を増やそうみたいな思考になり、選択肢を増やす事に重きを置いてしまい、
自分が結局不幸な方向に引きずられてしまっている可能性が高いということです。
ならばどうするべきか?
常に第三者目線で物事を考えてはどうでしょうか?
後悔しない選択とは、いま出ている選択肢の中から【メリット・デメリット】の比較をする。
第三者の視線で見たときに、自分に対してどの様にアドバイスするか?
という視点で考えると、意志決定に満足度が生じます。
自分で物事を判断するときと、人にアドバイスするときとで、
行動が違うということがありますよね?
優先順位として感情が先行してしまう事ってありませんか?
例えば、夢に向かっている友人が「転職して夢を諦めようと思うんだ」と
相談してきたとして自分ならその夢を突き進むと選ぶのに、
友人を心配して就職を勧めたりと。
感情を意志決定の重要ポイントに入れてしまい、本心とは違ったアドバイスをしてしまう。
大事なポイントは、自身が後悔しないと思える選択をすることです。
常に第三者目線で選択するというのは、【第三者が自分にアドバイスするとしたらどう思うか】とか【メリット・デメリット】をしっかりと比較する事が大事です。
この様な目線で行動することが、正しい判断をする上で良いのではないでしょうか。
是非皆さんも肩の力を少し抜いて、第三者目線で物事を判断できるよう頑張ってみてください。
私もその様に行動するよう努力していきます。
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