言葉と文化が生み出すメッセージ -2-
こんにちは【黄色い熊さん車検】代表の鈴木です。
では前回の続きで、今回は【コミュニケーション】についてお伝えします。
講義の中で、コミュニケーションが成立するには?
との話がありました。
「コミュニケーションは、【語る心】と【知覚する心】の間で成立する」
知覚する心とは、聞こうとする心と言うらしいです。
要は、話者が話そうとしている(伝達したい事)内容を、聞き手に伝える時に初めて成立するということらしいです。
当たり前のことですが、一人ではコミュニケーションは成立しませんし、相手が居てもその人が聞いてくれないと成立しません。
前回の話の中にあった、演劇や映画はまさに登場人物の間でやり取りされるセリフで物語が作りあげられています。
では、その言葉の機能を更に効果的にするにはどうするべきか?
言葉というのは、文字の羅列なのですが、人間の喜怒哀楽や性格まで表現することができます。
私たちが日常話すセリフは、余計な情報を含んでいて冗長ですが、芸術作品では徹底的に無駄を排除します。
たとえ短い表現であっても、意味をスムーズに受け取ることができ、感動するのはそのためです。
今回の話のポイントは・・・
・文化と物語/文学はとても深く結びついている
・物語/文学は言葉で記されている以上、言葉と深く結びついている
・言葉と文化もとても深く結びついている
・言葉は人の発想法や考え方と結びついている
・コミュニケーションの中で、人と人は言葉を介して、様々なメッセージを他者に伝達している
・そして人々がやり取りする言葉には、その人の人物像や、考え方や、思いや感情などが反映されている
・物語やその中で使われている言葉を見る事で、人や人々の考えやその社会の見方など様々な側面を見いだせる事がある
皆さんも、普段何気なく人と会話する中で、何を話そうか事前に決まっている場合は、一旦自身の中で言葉を組み立てて、どの様に話せば人に上手く伝えられたりするか、感動させられるような話になるのかを考えると、話術の向上が見込めるのではと思います。是非トライしてみてください。
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